「勘違い 2」
・・・?外を見ると雪が降っていた。まさかとは思うけど、まだ待ってないよな?
いくらなんでも・・もう8時半だよ・・・。でも、もし待ってたら。
俺は急いでコートを着てアノ場所へ急いだ。
はぁはぁ、アノ場所に着くとカップルばかりいた・・・。みんな幸せそうだ。
俺達もこうなっていたはずなのに、どうして。
俺は、を探した。
10分後、待ち合わせの場所に戻ってきた。やっぱり居ないよな・・・ 。

「!!!先輩。大丈夫ですか?」
「えっ?・・・今まで待ってたの!」
「はい。だって待ってるって言ったじゃないですか。先輩受験生ですし、急に用が出来たのかと思って・・・、あ、これコーヒーです。なんか先輩が来る気がして今買っていたんです。ハイ、どうぞvvv」
「あ・・・ありがと。」
おれた達はベンチに座って暖かい缶コーヒーを飲んでいた。
しばし沈黙・・・その沈黙を破ったのはだった。
「あの・・・先輩。」
「ん、何?」
「先輩、1つ誤解しています。」
「は?」
「あの日・・・三井先輩と一緒にいたのは、小暮先輩の趣味を聞いていたからなんです。私、小暮先輩以外の男の人は好きになれません!!」
「・・・・。」
「それに、最近お誘いを断っていたのはこれの為だったんです。」
「?」
「受け取ってください。私からのクリスマスプレゼントです。初めて編んだから下手ですけど・・・。」
と渡されたのは、手編みのセーターとマフラー。
「これの為に?」
「はい、そうです。彩子にも手伝って貰いました。それに三井先輩にも・・。」
「・・・はっははは。ごめん、・・。俺、1人で勘違いしてた。本当にごめん。今日もこんなに寒いのに、1時間も待たせて・・・。俺、なんて詫びたらいいか・・。」
「気にしないでください。黙ってやった私も悪いですし・・。それに先輩は来てくれたじゃないですか!!私はそれだけでとても嬉しいです。」
「・・・ちょっと、あっち向いてて・・・。」
「・・・?はい。」
俺はがくれたセーターを着てみた。所々ほつれているけど、が頑張って編んでくれたって言う証拠だ。
「はい。いいよ。」
「・・!!!」
「どう?似合ってると思う?俺は思うけど。」
「・・・よく似合っています。」
「ありがと、大事にするよ。・・・1つ質問してもいいか?どうして俺が誤解してることわかったんだ?」
「それはですね・・・先輩が帰った後、赤木先輩が話しかけてきて、先輩が誤解してたぞって教えてくださったんです。」
「そうだったんだ。」
「あの、先輩ごめんなさい。誤解させるような事をしてしまって・・・。
以後気をつけます。」
「そうして貰いたいね。俺はてっきり三井のことが好きになったのかと思ったよ。」
「すいません。でも、私は小暮先輩一筋ですから!!」
「はは、俺も一筋だよ。」
「先輩・・・」
「今日1日ぐらい公延って呼んでよ!」
「えっ・・・//////はっ恥ずかしいです////」
「ね、呼んでよ!!」
「公延・・//////」
「聞こえないよ。」
「公延!!///// こっこれでいいですか?///」
「うん上出来!!さ、行こうか!!」
「え、行くってどこへ??」 
「俺ん家。今日両親旅行に行っていないんだ。2人っきりでパーティしよう!
今日のお詫びもかねてさ・・・。」
「・・・はい。」
の手を取って俺の家へと急いだ。
今日のことは俺の勘違いによるものだからな・・・。
嫌って言うほど、お詫びをしないといけないよな・・・。
運良く両親は旅行中。
赤木にも礼を言っておかないとな。

その夜、小暮家では2人で盛大なクリスマスパーティが行われた。



きゃ〜!!!
ありがとうございます、さくら!
メガネくん、激LOVEですっ!かっこいいぃ〜!優しいぃ〜!
メガネくんってば、やっぱり優しいのですねぇ〜・・・
こんな素敵な作品をありがとうございました!





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